デノンは、Dolby Atmos/DTS:X対応の7.2ch AVアンプ「AVR-X4200W」を10月中旬より発売します。価格は150,000円(税抜)。

    2014年発売の「AVR-X4100W」の後継機。AVR-X4100Wはドルビーアトモスのみの対応でしたが、AVR-X4200WはドルビーアトモスとDTS:Xの両方に対応するのが主な違い。なお、なおDTS:X対応はファームウェアアップデートにより行う予定となっています。

    映像面では同社ミドルクラス機として初めてHDCP2.2に対応。4K/60pのパススルーが可能で、BT.2020やHDRなどの最新映像規格にも対応。HDMIは8入力/3出力を搭載し、いずれの端子もHDCP2.2に対応。きたるべきUHD-BDにも対応する準備を整えています。

    最大出力235Wのアナログ・ディスクリート7chアンプを搭載し、プロセッシングは最大9.2chに対応。なお、アトモスの「5.1.4」「7.1.2」は2ch外部パワーアンプとの接続が必要となります。新たに、外部パワーアンプをフロントL/Rチャンネルにアサインすることが可能になる機能が追加されています。

    DSP部には、アナログデバイセズ社製32bitフローティングDSP「SHARCプロセッサー」を4基搭載。これを核に、全チャンネル同一レスポンス・同一クオリティーとなるように各回路を構成・チューニングする、デノンの伝統のサラウンド回路である「D.D.S.C.-HD」を最新仕様として搭載。

    16bitなどの信号を、24bit精度に拡張。デジタルデータをハイビット化により元のアナログ波形に近づけ、微細な音の再現能力を高めるというおなじみの「AL24 Processing Plus」、DENONの対応機器でのジッターフリー伝送技術「Denon Link」などこれまで同様のデノンのAVアンプの技術の搭載や、音場補正技術「Audyssey MultEQ XT32」も搭載。「Audyssey MultEQ XT32」は、アトモス/DTS:X対応も同時に実現。

    前モデルでは24bit DACを搭載でしたが、本機では現フラグシップ機AVR-X7200WAと同シリーズの、旭化成の最新世代32bitDACを採用。高調波歪、DNR、SNRなどの点で大幅にスペックアップしたとしています。

    ネットワーク機能はDLNA1.5に準拠、192kHz/24bitまでのWAV・AIFF・FLAC、96kHz/24bitまでのALAC、2.8MHz DSDの再生に対応し、PCオーディオ機能としても十分に充実。FLAC、WAV、AIFF、ALAC、DSDのギャップレス再生にも対応。同様の音源をUSBメモリー経由で再生することも可能。AirPlay、iPhone/iPodとのデジタル接続、インターネットラジオなどの機能も装備。前モデルから引き続き、Wi-FiとBluetoothも搭載。プロファイルはA2DP 1.2、AVRCP 1.4を、コーデックはSBC/AACをサポート。さらにあらたにワイドFM対応チューナーも装備。

    iOS/Android対応の操作アプリ「Denon Remote App」からの操作にも対応。

    パワーアンプ初段の差動増幅段に特性のそろった2つのトランジスタを内包した、デュアル・トランジスタを採用。また、大容量カスタムブロックコンデンサーを採用。全周波数帯域の表現力/再現性の向上を実現したとしています。電源容量もAVR-X4100Wが12,000uFであったのに対し、AVR-X4200Wは15,000uFと大きくなっています。パワーアンプ出力段の保護回路にパワートランジスタの温度変化をリアルタイムにモニターする回路を備え、従来の電流リミッタ回路を排除。アナログアンプとしての基礎能力の向上も図られています。

    デジタル回路用の電源には、上位機で採用された最大3倍の高速駆動を行うスイッチング電源「Hi-Speed SMPS」を新たに採用。これもアナログ回路への悪影響を減少できるので、メリットは大きそうです。

    筐体構造においては、歴代のデノンAVアンプ同様「ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション」を採用。

    HDMI端子は8入力(フロント1)、3出力を搭載。アナログ映像入力端子はコンポーネント×1、コンポジット×2、音声入力はアナログRCA×4、同軸デジタル×2、光デジタル×2を搭載。音声出力は13.2chプリ×1、ゾーンプリ×2、ヘッドホン×1を搭載。外形寸法は434W×167H×389Dmm、質量は12.6kg。

    DTS:X、HDCP2.2に対応がAVアンプとしての新たな魅力。DAC/ネットワークプレーヤーとしても使う人にとってもまずまずの機能性。アナログアンプ部分の基礎が前モデルよりも確実に向上しているように見えるのも大きいと思います。DSDはPCM変換での再生の模様。DSDは5.6MHzにも対応していればなお良かったでしょう。

    AVアンプの物量は同じ価格でも減少傾向のモデルチェンジが他社では多いなか、今回のDENONのモデルチェンジは結構いい方向に行ったように見えますが、いかがでしょうか。

    オヤイデ電気は、中国・FiiOブランドより、96kHz/24bit対応のUSB-DAC機能を搭載するポータブルヘッドホンアンプ「Q1」を10月23日に発売すると発表しました。価格はオープンで、12,900円前後での実売が予想。

    入力はラインとUSB。96kHz/24bit対応のUSB-DACとなります。ライン入力と出力は一基のジャックで兼用し、自動切替式。また別売の「Lightning - USBケーブル」を使用することにより、iOSデバイスとデジタル接続も行えます。対応するケーブルはアップル純正のみ。

    ボディは高シールド効果を発揮するオールメタル製で、リーズナブルな価格ながら、高級感のある外観。ロータリーボリュームを採用し、確実な操作感も追求。様々な機器とのマッチングのため、ベースEQとハイゲインを搭載するほか、トグルスイッチも搭載するなど、必要な機能は十分装備。

    出力は190mW(32Ω)/75mW (150Ω)で、SN比は107dB以下(USB-DAC)/110dB以下(LINE IN)。歪み率は0.005%以下、適応インピーダンスは16Ω~150Ω。

    外形寸法は56W×97H×13.1Dmm、質量は100g。バッテリー連続駆動時間は約30時間以上で、充電時間は約4時間。

    Q1は、同ブランドのUSB-DAC機能搭載ポータブルヘッドホンアンプの新たなエントリークラスとして位置づけられる機種とのこと。

    FiiOは安価なクラスの機種が値上げされるなど、値段にシビアなユーザーの多いクラスで、少し勢いが陰った印象もありましたが、本機の内容と価格を見ると再び勢いを取り戻しそうな印象です。

    ディスプレイを排するなどよりシンプルな形にデザインされるなど、価格を抑えながら音質優先にした設計に見えます。

    安くても音質クオリティー第一のユーザーに支持されるのではないでしょうか?

    ゴールドムンドジャパンは、GOLDMUNDのヘッドホンアンプ“Telos Headphone Amplifier”「THA2」を国内発表。発売は12月1日を、価格は1,980,000円(税抜)を予定。

    2014年11月に発売された「Telos headphone Amplifier」(生産終了)の後継機。

    入力は、DSD対応のUSB2.0、同軸/光デジタル、アナログRCAを搭載。ヘッドホン出力端子はステレオ標準を2系統搭載。

    回路の全面的な見直しと「新しい研究やユニークなチャレンジ」の採用を実行し、どのようなインピーダンスにでも順応し、今までにないダイナミクスとリニアリティーを実現を目指したとしています。電源の見直しや電源容量の増加などを行って実現したとしています。

    新たな試みとして「ジークフリートリンキッシュ」モードなるものも搭載。究極のヘッドホン専用プログラムというものだそうで、詳細はいまのところよくわかりません。

    高額なオーディオ機器はいろいろあり、大抵のものには今やオーディオ愛好家も驚きませんが、これは珍しく驚かされるものです。

    やはりヘッドホンアンプに200万円かけるのは、ヘッドホンというオーディオのあり方からいっても、買う人がいるの?と思うようなものです。

    また、その価格ながら、現在の高級ヘッドホンアンプには必須とも思えるヘッドホンのバランス駆動にも対応していません。

    ネット上でもいろいろな反応があります。単純に高価なヘッドホンアンプであることを驚く人もいますが、メーカーがゴールドムンドということもあり、本当に価格なりの内容があるのか?筐体の中はスカスカなのではないか?

    「ジークフリートリンキッシュ」モードの存在も本機の存在を不気味に?しています。ネーミングも内容もさっぱり不思議。ワーグナーのジークフリートを聴くと良さそうだ、くらいしか想像できません?

    ただ、いずれにしても、幅広いオーディオ愛好家の話題になっていることは間違いなく、それだけでもゴールドムンドの目的は果たされたのかもしれません?

    「秋のヘッドフォン祭 2015」でより詳細や実機を発表するとのことですが、このメーカーのことですから、そんなに詳細は明かされないままになるかもしれません?

    本機の価格に見合うヘッドホンもなかなかないと思っていたら、まるで示し合わせたかのように、finalブランドのヘッドホン“SONOROUSシリーズ”からSONOROUS X 直販価格629,000円(税込)という高級機が発売。

    この2機種の組み合わせはどんな音がするのか、確かに興味があります。

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