英Chord Electronics(コード)のポータブル対応DAC/ヘッドフォンアンプ「Hugo」の輸入代理店が、10月1日に現在のタイムロードからアユートに移行されると発表されました。

コードは単品オーディオ機器、最近では独自のDA変換システムを搭載したDACの数々で、ピュア・オーディオ界で高い存在感を示してきました。

とくに、ポータブル対応DAC/ヘッドホンアンプ「Hugo」は、その内容と価格に対するコストパフォーマンスの高さで、据え置きオーディオの愛好家のみならず、ポータブルオーディオ愛好家にも好評で、今やブランドを代表するモデル、それどころか、ポータブルオーディオの高品位DAC/ヘッドホンアンプの代表機とさえ言える機種です。

それでもコードのメインはホームオーディオ機器です。ですが、「改めてこれからのオーディオ市場の行方を見極めたとき、モバイル機器とホームオーディオ、それぞれが両輪となって発展していくための新たな基盤作りをすべき時機がきたと考えるに至った」ということから、マーケティングと販売ルートをそれぞれの分野に特化し、細分化するニーズに対応するグローバルなチーム作りに着手するというのです。 その一環として、日本国内では10月1日から、モバイル関連製品はアユートが引き継ぐ事になったとしています。

いまのところ、アユートはHugoのみの取り扱いとアフターサービスを請負います。それ以外のコードのコンポはタイムロードの担当です。

コードはHugo以外にも、コーデットシリーズという小型のPCオーディオ向け機器をたくさん出すなど、モバイル向け的な小型機があるので、それらもアユートに行くのかと思ったら、Hugoだけというのも何だか不思議です。

あるいは、今後発売されるコードの小型でモバイル向けの新製品はアユート扱いになるのかもしれません。

それにしても、アユートと言えば、ご存知のとおり、アイリバーのAKシリーズのDAPの代理店。AKシリーズとHugoを売るというのも何だか不思議。AKシリーズにHugoをセットで使うというのはあまり考えにくいとは思いますが…。