4K_yake_HDR
ビコム(株)は、国内初のUltra HD Blu-rayソフト『4K 夜景』を3月26日に発売すると発表しました。価格は6,000円(税抜)。

国内初となるUHD-BD作品で、4K/HDR映像を収録。

函館/横浜/東京/神戸/長崎の夜景を中心に昼の風景や夕景もタイトルに反して?収録。

撮影はパナソニックの4K対応カムコーダー「VARICA M35」や同社の映像技術の協力を得て行われました。

Ultra HD Blu-rayの技術的先進性として、4K解像度はもとより、映像コーデックのHEVC、広色域規格のBT.2020、そしてHDRへの対応が上げられます。

なかでもHDR(High Dynamic Range)と呼ばれる映像の輝度方向の拡張の効果は、解像度の向上以上に大きな要素であると、開発メーカーやソフトメーカーが口をそろえています。

それだけに本作品も、「HDR」対応であることを強く謳っています。HDRのハイコントラストな表現力を堪能するために、あえて昼の風景や夕景もタイトルに反して収録しているとさえメーカーは述べています。

HDRの効果の大きさは、先行発売されている米国のHDR対応Ultra HD Blu-rayソフトを見たホームシアター愛好家も口々に述べていて、この効果は本物であると思わされます。

しかし、HDR対応ソフトを楽しむにはUltra HD Blu-rayソフト再生に対応したプレーヤーに加え、HDR対応の4Kディスプレイも必要です。ただの4Kディスプレイではだめなのです。

また、Ultra HD Blu-rayソフト再生に対応したプレーヤーも現時点でパナソニック「DMR-UBZ1」のみです。

いまのところはかなり限られた映像マニアしか堪能できない4K・HDR映像ですが、できるだけ早期に普及することを期待しています。