final _E2000
finalブランドはリーズナブルなカナル式ダイナミック型イヤホン「Eシリーズ」2モデルを5月18日に発売。オープン価格で実売予想価格はステンレス筐体の上位機「E3000」が5,480円前後(税込)、アルミ筐体の「E2000」が4,380円前後(税込)。

Eシリーズは「高音質・シンプルなデザイン・使い勝手の良さ・手が届く価格、の全てを満たすこと」がコンセプト。これを満たすためか、ダイナミック型1発のシンプルな構成。とは言え、価格を超えた品位感を醸し出す金属筐体は美麗で、魅力的に見えます。

いずれもユニットは6.4mm径のダイナミック型。

E3000の筐体はステンレス鏡面仕上げで、「迫力のある低音と高い解像度を実現。ホールで聴いているような広いサウンドステージ」と謳っています。見た目の美しさが印象的です。

一方、E2000はアルミ/ブラックアルマイト仕上げ。「切れの良い中高音と躍動感のあるボーカル。目の前で演奏しているかのような臨場感」を謳います。1000円程度の違いでE3000とどのように違う音を聴かせるのかも面白いところ、

独自のイヤーピーススウィングフィット機構により装着性を向上させたとしています。ケーブルのタッチノイズを解消するというイヤーフックも同梱。イヤーフック使用時にも柔軟に曲がるオリジナルケーブルを採用。

感度はE3000が100dB/mW、E2000が102dB/mW、インピーダンスは16Ωで共通。ケーブル長は1.2m。重量はE3000が14g、E2000が12g。

さすがにリケーブルなどには対応しませんが、価格を考えると妥当なところ。スマホ用マイク付きリモコンなどを装備しないのはたとえばエレコムとは違いますが、方向性が違うので当然でしょう。

全体にゼロオーディオの同価格帯機を意識したような印象。カナル型というと密閉型というイメージですが、本機では一部開放構造になっていて、音場空間の広さや質感のしなやかさにつなげているようです。その分公共空間での大音量には十分注意しなければならないでしょう。

価格帯の人気機になるかもしれませんが、量販店で簡単に試聴できるメーカーではないだけにどれだけ大メーカーに食い込めるかでしょう。