ナイコムは、英RHAのイヤホン新モデル「CL750」を10月に発売すると発表しました。CL750はダイナミック型のイヤホンで、予想実売価格は15,800円。ハウジングはステンレススチールで、「Aerophonic」デザインという名称が付けられています。
ドライバーは45kHzまでの高域をカバーし、ハイレゾ認証も取得。ケーブルはOFC編組で、着脱式ではありません。可変オーバーイヤーフックにより快適な装着感が得られます。
コンプライを含む11ペアのイヤーチップ、衣服クリップ、プロテクターケースを付属します。
スペックは以下のとおりですが、ちょっと驚くような数字。ハイインピーダンス低能率です。
ドライバー:CLダイナミック
再生 周波数範囲:16-45,000Hz
インピーダンス:150Ω
感度:86dB
重量(ケーブルを除く):14g
これではなかなかヘッドホンアンプが大変そう。そこも考えてあります。RHAでは本機と、同時発売の上位イヤホンCL1 Ceramic(同様のスペック)に合わせたポタアンも発売。
「Dacamp L1」(52,800円)です。フルバランス接続に対応したUSB-DAC内蔵のヘッドホンアンプ。十分にこの2つを鳴らせる設計で、音質的にもマッチングを計っています。384kHz/32bit PCM、11.2MHz DSDの再生に対応するハイスペック。
ヘッドホンアンプは、AB級アンプをL/Rにそれぞれ1基ずつ搭載するこだわり。ヘッドホン出力は4pinミニXLR(バランス)と、3.5mmステレオミニ(アンバランス)を搭載。CL750ではアンバランスしか使えません。
本機はMA750の延長線上のようなデザインと価格ですが、思い切ったスペックであり、価格帯の常識を超える音が得られているのかもしれません。期待できそうです。