2016年11月

    NuForce_BE_Sport3
    バリュートレードは、Optoma/NuForceのイヤホン2機種を発売します。aptX対応のスポーツ向け防水Bluetoothイヤホン「BE Sport3」と、ベリリウム製振動板を採用したイヤホン「NE-Pi」を12月5日に発売します。価格は「BE Sport3」が9,880円(税抜)で、「NE-Pi」が4,880円(税抜)。

    ここでは、「BE Sport3」をご紹介。

    Bluetooth 4.1を採用したワイヤレスイヤホン。本体質量がわずか13gという軽量のBluetoothイヤホンであることが特徴。

    AAC、aptXコーデックに対応するほか、IP55レベルの防塵・防水性能を有しているので屋外でのスポーツ使用にも向いています。プロファイルはHSP、A2DP、AVRCPに対応しています。

    ボディは耐久性の高いアルミ素材を採用しているので、質感の高さも魅力です。ケーブル部は断線しにくいよう、デュポン製のケブラー/バリスティック素材で強化しているのもポイント。

    φ6mmのダイナミックドライバーを搭載し、周波数特性は20Hz~20kHz。

    従来から同梱されていた「SpinFit」イヤーチップも改良され、NUFitコンセプトに基づく専用設計を施した「2層式TwinBlade」を採用。従来からの中高音域の音質改善に加えて、さらに密閉度を高めることで低音域も改善したとしています。

    2.5時間の充電で最大10時間の連続使用が可能です。

    「クラス最高レベルの高音質化と、激しいスポーツなどあらゆる使用シーンを想定し、徹底した小型化と軽量化に取り組んだ」とメーカーでは説明しています。

    音質の良さそうなBluetoothイヤホンで、その上軽量というのが魅力でしょう。NuForceが本機を出せば、この価格でもかなり音の良いモデルはできそうですが、さてどうでしょうか?

    同時発売の「NE-Pi」のほうも気になりますね。

    SENNHEISER_GSP350
    ゼンハイザーはゲーミングヘッドセット2機種を販売します。

    「GSP 300」が12月上旬で実売11,880円前後(税込)、上位の実売「GSP 350」が2017年初頭で16,200円前後(税込)。

    ここでは上位のGSP350をご紹介。USBでPCと接続できるヘッドセット。ドルビーの7.1chサラウンドにも対応しており、新設計のUSBドングルに備えたスイッチひとつでサラウンド機能が起動。イコライジング機能も備え、プリセットでサウンドを手軽に切り替えられます・

    ノイズキャンセル機能や、ブーム跳ね上げによるマイクの自動ミュート、右ハウジングのボリュームコントロールなども搭載。

    ヘッドホンとしては密閉型のオーバーイヤー型。低反発イヤーパッドなどを備えているので、快適に装着できます。再生周波数帯域は15Hz~26kHz。インピーダンスは19Ω。入力はUSBのみです。

    ゼンハイザーがゲーミングヘッドセット、と思う方もいるかもしれませんが、すでに何機種も出しています。

    本機はすでにあるUSB接続タイプのゲーミングヘッドセットの下位機です。さらにラインナップを拡大するくらいですから、結構ユーザーがいるということなのでしょうか?

    あまりオーディオ用としては注目されないでしょうが、ヘッドホンである以上、ゼンハイザーならではの技術と音質は生きているでしょう。

    デザインはいかにもゲーミングヘッドセットという感じですが、どうしてもこういう雰囲気でないと売れないのでしょうか。オーディオ用ヘッドホンのユーザーとはやはり違うのでしょうね。

    TY-CDK9
    東芝エルイートレーディングは、カセットテープからSDカードやUSBメモリーに録音できるCDラジカセなど2機種を発売します。

    「TY-CDX9」(12月中旬発売、予想実売価格12,800円前後)と、「TY-CDK9」(12月上旬発売、予想実売価格10,800円前後)。

    「TY-CDX9」はカセットテープ、CD、AM/ワイドFMラジオに加え、アナログ外部入力端子を備えポータブルオーディオプレーヤーなどを接続して再生することもできるCDラジカセ。リモコンも付属。

    ハイポジションテープの再生にも対応するのも特徴です。また、これらの音源をSDカードやUSBメモリーへMP3(192kbps)で録音できるのもポイント。

    そのほか曲の歌声を小さくしてカラオケを楽しめる「ボーカルダウン」や、マイクの音量調整ができる外部マイク端子、マイクエコー機能なども備えているので、いろいろと楽しめます。

    スピーカーはφ8cmフルレンジを2基搭載し、アンプ出力は3W+3W。電源はAC電源に加え、単二電池6本でも駆動可能。屋外にも持ち出して使えます。

    アルカリ電池利用時の連続使用時間は、CD/カセットテープ再生が約9時間、ラジオ受信が12時間、SDカード再生が約11時間、USBメモリ再生が約10時間。外形寸法は316W×130H×215Dmm、質量約2.2kg。本体カラーはサテンゴールド。

    「TY-CDK9」は、SDカードスロットやUSB端子、録音機能を省いたモデル。違いはそれだけではなく、ボーカルダウン機能はないようです。

    アルカリ電池利用時の連続使用時間は、CD/カセットテープ再生が約10時間、ラジオ受信が約13時間と、こちらの方がロングバッテリーです。外形寸法などは同じです。

    どちらも、音楽CDのほか、CD-R/RWに書き込んだMP3音源を再生可能なので、TY-CDK9本体でMP3を楽しむことも不可能ではありません。

    さて、とくに「TY-CDX9」のほうは、昔録音したハイポジテープの再生ができることと、そのデジタル化ができることが売り。ドルビーNRがないのは残念ですが、だいたい、ハイポジテープの市販ミュージックテープは少なく、また、当時、ドルビーをかけてハイポジテープを録音していた人も少ないということなのでしょう。ドルビーなしで作ったハイポジテープのデジタル化には向いています。

    個人的には遅かったというか、どうしようもないです…。というのも1980年代後期から1990年代にかけて、ハイポジテープを使ってドルビーをかけずにNHK-FMのエアチェック(クラシックのライブ)を随分しましたが、荷物の整理の必要性から、全て捨てざるを得ませんでした。残念かと言えばそうでもなく、次々と積みあがる映像、音源に追われ、どうでも良くなってしまいました。

    むしろ、1980年代に買ったミュージックテープは残したのに、ドルビーNRの使えるデッキがなく、本来の音質で再生できないのが残念です。

    とはいえ、この2機種は現在発売するCDラジカセとしてなかなか魅力的なのは確かだと思います。非常用にも使えますし、アクティブスピーカーにもなるので、一台持っておきたいオーディオでしょう。オートリバースがないのは残念。



    ashx
    クリエイティブメディアは、ゲームオーディオブランド「Sound BlasterX」の新製品として、2.1chゲーミングスピーカーシリーズ「Sound BlasterX Kratos」(クラトス)2モデルを12月上旬より順次発売します。

    直販価格は、USB接続/ハイレゾ対応の上位モデル「S5」が14,800円でアナログ接続の「S3」は8,900円。いずれもステレオスピーカーとサブウーファーで構成するいわゆる2.1ch構成のアクティブスピーカーシステム。

    ここではS5に注目します。

    サテライトスピーカーに4インチユニット、サブウーファーに6.5インチユニットを備え、アンプ出力は最大120Wとまずまずの基本内容。

    USB端子を備え、Windows/Macと接続して96kHz/24bitまでのハイレゾ対応USBスピーカーとして利用できるのが特筆点。

    ゲーミングスピーカーということですが、フルカラーLEDというのが、それらしい?装備ですが、そこに目を瞑れば?普通のハイレゾ対応アクティブスピーカーとして使えます。1,680万色に輝く「Aurora ReactiveライティングシステムLED」というのだそうですが、よくわかりませんが、すごいんでしょうね。

    Windows用ドライバーを入れることでバーチャル7.1chスピーカーとしても利用できるというのもゲーミング向けなのでしょう。

    Windows用ソフト「Sound Blaster Connect」を用意し、映画やゲーム、ナイトモードなどのオーディオ設定や、シューティングゲーム「オーバーウォッチ」など特定のゲーム用にチューニングされたオーディオプロファイルをプリセット。イコライザーなどのコントロールもできるというのもやはりゲーム向け。

    アナログ音声の入力端子として、RCAと3.5mmミニおも各1系統装備。さらにパソコンとのUSB接続時に使うオーディオコントロールポッド(有線接続)に、3.5mmミニのマイク入力やヘッドセット入力を各1系統備えているので便利に使えます。

     

    外形寸法 /重量はサテライトスピーカーが約118×120×198.5mm(幅×奥行き×高さ)/約0.8kgで、サブウーファーが約220×260×306mm(同)/約3.4kg。


    実売価格がもう少し安くなれば、ハイレゾ対応USB-DAC内蔵アクティブスピーカーとしてなかなか魅力的に思えます。クリエイティブは安価なUSB-DACもなかなかの品質なので、PCオーディオ初心者には本機は結構使える機種の印象です。



    KENWOOD_LS-LA7

    JVCケンウッドは、ケンウッドブランドの高品位ミニコンポ“K series”の新製品として、ハイレゾ音源再生に対応しUSB-DAC/ヘッドホンアンプとしても利用できるコンパクトなアンプ「KA-NA7」とセット使用を想定したコンパクトなハイレゾ対応スピーカー「LS-NA7」を11月下旬に発売。「KA-NA7」が38,000円前後、「LS-NA7」は18,000円前後での販売が予想。

    ここでは「LS-NA7」をご紹介。

    80mmコーン型ウーファーと19mmソフトドーム型ツイーターによる小型の2ウェイバスレフ型ブックシェルフ機。再生周波数帯域は60Hz~40kHzで、いわゆるハイレゾ対応機です。

    外形寸法は102W×181H×158Dmm。インピーダンスは6Ωで、最大入力が30W。出力音圧レベルは81dB / W at 1m、クロスオーバー周波数は2.5kHz 、重量は1.7kg(一本)です。1.5mのスピーカーコード2本が付属。

    ウーファー振動板にはパルプ100%のコーティング・ピュアパルプ素材を採用。ツイーター内部には吸音材を配置。これによって耳につく反射音を削減し、特定のピークを持たないスムーズな高域特性を実現したとしています。

    エンクロージャーはダンプドバスレフ型で、キャビネットにはパーチクルボードを採用。MDF補強材を配置し、高強度と響きのバランス整えているとしています。ネットワーク回路にも高音質なものを採用したと謳っています。

    スピーカー端子はシングルですが。バナナプラグ対応金メッキターミナルを奢っています。

    ケンウッドは昔からミニンコンポの推奨スピーカーという形でペア2万円以内の小型スピーカーを得意にしています。本機もその流れの一つでしょう。今はこの価格のスピーカーでも40kHz再生を要求されるのは大変でしょうが。

    また、デスクトップオーディオの流れもあり、一段と小型化を求められているのも大変でしょう。

    推奨アンプはデジタルアンプなので、本機を鳴らすのに不足はなさそうです。ただ、能率が81dBの低さ。本機を単独で購入した場合はアンプの選定、あるいは使い方には気を遣った方がよさそうです。

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