2017年02月

    BRAINWAVZ_B100
    桜木電子は、香港・BRAINWAVZ(ブレインウェイブズ)のカナル型イヤホン「B100」を2月24日に発売します。オープン価格で実売7,400円前後。

    バランスド・アーマチュア型ドライバー1基を搭載。軽さとフィット感を追求した設計が特徴。形状記憶ケーブルを耳に掛けて装着する方式。「ボーカルに焦点を当てたクリアかつ良バランスな音質」としています。つまりは中域重視のカマボコからハイ上がり系なのでしょう。構成から予想できる範囲ですが。

    再生周波数帯域は15Hz~22kHz、感度は110dB/mW、インピーダンスは50Ω。ケーブルはY型で長さ1.3m。プラグは金メッキのステレオミニ。イヤーピースはS/M/Lサイズが付属するほか、Comply製のイヤーピースも同梱。持ち運び用のハードケースも付属。

    特に金属ハウジングでもなく、リケーブルもできず、ドライバー構成的に取り立ててコスパ面の有利性も見えません。しかも国内ではあまり名前の無いブランド。どのような勝算があるのかわかりませんが、そうなると価格からしての音質に相当の自信があるということでしょうか?

    アマゾンでは以前から売っていたようですが2万円もしますね…。しかも購入者のレビューはありません。輸入してまでイヤホンを聴く層からもあまり注目されていないようです。

    このブランド自体はもっと製品があり、どちらかというと数千円クラスの機種は得意なようです。もっとそちらも注目されるといいのでしょうね。

    BeoplayH4
    完実電気は、デンマーク・B&O PLAYのBluetoothヘッドホン「Beoplay H4」を3月2日に発売します。価格は32,900円(税込)。

    好み、用途に合わせてプリセットされた音質を調整できるのが特徴。

    ラムスキンやアルミニウムなどの素材を用い、B&O PLAYのデザイントレードマークであるミニマルな表情を持たせたという素材感とおしゃれ感も打ち出しています。

    Bang & Olufsenのエンジニアがチューニングした40mm径のダイナミック型ドライバーを採用したオンイヤー密閉型。オールラウンドなサウンドを目指したという音作りとのことです。

    Bluetooth Ver.4.2に準拠し、コーデックはAACとSBCをサポート。ハウジングに備えたボタンで通話の応答/終了や音楽再生/停止、音量調節などが行なえます。iPhoneでの使用も意識していますね。

    また、スマートフォン・アプリ「BeoPlay」を用いて、サウンド選択が可能となっていて、Commute(通勤・通学)、Clear(クリア)、Workout(ワークアウト)、Podcastの4種類のサウンドプロフィール(プリセットイコライザー)から好みの音質で楽しめます。

    イヤークッションやヘッドバンドは柔らかいラムスキンを採用。イヤークッションの内側は、形状記憶フォームで耳の形に合わせてフィット。高級感と快適な装着性を実現しています。

    再生周波数帯域は20Hz~22kHz。付属のケーブル(1.2m)による有線接続にも対応。インピーダンスは20Ω。重量は235g。2時間半の充電で、19時間の連続再生が行なえます。

    Hシリーズは結構ヘッドホンが出ています。そこにまた新製品。オンイヤーからオーバーイヤーまで揃っています。いずれも統一されたデザインコンセプト。

    相変わらずデザイン料も入っているような価格ですが、ブランド力がある以上、十分に商売になるのでしょう。単に音質だけ良ければよいというユーザーではない人達が買うのでしょうし。

    Hシリーズの他の機種よりも女性向けということも言えそうです。

    NiNTAUS+X10
    アマゾンに売っている格安ハイレゾDAPをご紹介。NiNTAUS X10は実売7000円程度。

    この価格にして、PCM系で24bit/192kzまで、そしてDSDも2.8MHzまで(まずPCM変換でしょう)対応します。

    本体には2.0インチTFT 300×240のカラー画面も搭載。内蔵ストレージはなく、128GBまでのmicroSDカードに対応します。バッテリー容量は1500mAh。

    3.5mmステレオミニヘッドホン端子を搭載。対応インピーダンスは300Ωまで。まずまずです。音量調整は電子式で100ステップ。

    DSDにも対応したハイレゾDAPの入門機といった感じですが、この価格なら文句なしのレベルでしょう。もちろん、細かいところを突けばいろいろあるのかもしれませんが。

    とはいえ、確かに知名度の無い中国メーカーだけに、ハイレゾDAP初心者への一台目としておすすめできるかと言えば、責任は持てません。

    DAPをいろいろ使って、よく分かっている、それもできれば中国メーカー品についても経験がある人向けでしょう。中国系メーカーの格安MP3プレーヤーを使ったことがある人なら大丈夫なのではないでしょうか。


    過去に発売されていたオーディオ製品、特に中古市場で人気の機種を紹介。マッキントッシュのパワーアンプMC2500。発売1980年 定価は1,180,000円 。

    ステレオで500W+500W、モノラル動作1000W発生できる半導体式パワーアンプ。

    例によって出力とトランスを持つので、インピーダンスに関わらずリニアな出力。つまり、低インピーダンスに強いわけです。さらに、お馴染みのパワーガードシステムを搭載。急な大出力でスピーカーを傷めることもありません。この機種から採用された技術でした。

    ブルーアイズのパワーメーターもちろん装備。取っ手があるのはプロ機っぽいですが、好みは分かれそう。ブルーアイズメーターはしっかり装備。

    本機は大出力の割に保護回路がしっかりしているので、中古でも壊れにくいと言われます。数も多く、価格も安定しているので、中古で買いたい本格的なマッキントッシュのパワーアンプの代表とも言われます。

    入力はRCAのみ。左右独立入力レベル調整機能搭載。ヘッドホン端子もあるので、いろいろ便利に使えますよ。最新のUSB-DAC(プリ機能があると良いですね)との組み合わせなども面白そうです。


    REVOWireless
    発売済みのオーディオ製品をご紹介。REVO WirelessはJabraによるBluetoothヘッドホン。2013年に発売されました。

    このヘッドホンで特筆できるのは、5.1ch以上のサラウンドをサポートするオーディオコーデック「Dolby Digital Plus」に対応していること。PC、スマホにアプリを導入することにより、Bluetooth接続でのヘッドホンサラウンドが楽しめます。

    他にも本体素材には、高級スポーツ用サングラスにも用いられる「Grilamid TR90」を採用。ヘッドバンドは10000回の屈曲テストや3500回の折り曲げテストに、ボディは2mからの落下テストに耐える設計。大変なタフさも売り。

    対応プロファイルはAVRCP/HSP。コーデックはSBC。もちろん、スマホ対応のリモコン、マイク機能も装備します。

    「Revolution」(革命、回転など)の短縮形を製品名に用いているとのことですが、「Dolby Digital Plus」対応はまさにそう言っていいほどのもの。

    「Dolby Digital Plus」に対応するBluetoothヘッドホンを私は本機のほかに知りません。そういう意味では唯一無二ですし、意欲的な製品だったと思います。

    しかし、2017年の現在に至るまで、「Dolby Digital Plus」に対応するBluetoothヘッドホンが他に無い以上、このコーデックは普及しなかったと判断せざるを得ません。Bluetoothでのヘッドホンサラウンドはそれほどまでに需要が無かったということでしょうか。

    所有している人の評判はかなり良いです。「Dolby Digital Plus」の効果もかなり高いようです。意外にもSBCのみでも音質も悪くないという評判。

    それでもできればAAC、aptXにも対応した新版が欲しいところですが、期待できないでしょうか。

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