2017年02月

    HD280pro2
    ゼンハイザーは、密閉型オーバーイヤーヘッドホン「HD280 PRO MKII」を2月16日より発売します。12,500円前後での実売が予想されます。

    折りたたみ可能な回転式イヤーピースを採用した、ダイナミック・密閉型のモニタリング用途向けヘッドホン。環境騒音の遮音レベルが高く、DJや騒音の大きい野外での使用に向いているとしています。

    周波数特性は8Hz~25kHz、音圧レベルは102dB。インピーダンスは64Ωで、ケーブルは片出しカールコード、ケーブル長は1.0~3.0m。端子はストレート型3.5mmステレオミニプラグで、6.3mm変換アダプタが付属。質量はケーブル含め約382g。

    人気ブランドの新製品ですが、あまり話題になっていないようです。

    想定使用シチュエーションがDTMでも、リスニングでもないのも影響しているのでしょう。ヘッドホンブームですが、従来からあるDJ用途向け的な遮音性が高く、本体は大きく重め、カールコード、みたいなタイプはあまり注目されないようです。

    もっともゼンハイザーはブームとかに関係なく、幅広い用途向けにプロも意識した製品を淡々と送り続ける義務?(プライド)があるでしょうから、流行り廃りに関係なく、新製品は送り込んでくるのでしょう。聴いてみた人が、意外にリスニング用にも良かった、などとなると面白いと思いますが。

    と思って型番をよく見るとマークⅡ。つまりHD280 PROの後継機なわけですね。HD280 PROも以前からあるロングセラーで内容はほとんど同じみたいです。

    HD280 PROの価格コムのレビューを見ると、モニター系の素直な音質でコスパも高いとあります。実売価格もほとんど同じです。

    とすると、本機も基本性能の高い好機種として十分期待できるようです。

    1moreH1707
    中国の1MOREはオープンエア型ヘッドホン・H1707を2月10日より発売。オープン価格で、27,800円程度の実売が良そうされます。

    H1707は40mmダイナミックドライバー、セラミックドライバー、パッシブラジエーターを同軸に設置、搭載したという独創的なヘッドホン。

    再生周波数帯域は20Hz~40kHzとハイレゾ対応の広帯域、音圧感度は104dB。入力インピーダンスは32Ωで、プラグは金メッキ仕上げの3.5mmステレオミニタイプ。

    ケーブルには純度99.9%以上の高純度銅、OFC無酸素銅を採用。やわらかなレザーヘッドバンドは緩衝ブロックデザインとなっており、長時間のリスニングに配慮しているとしています。

    ケーブル長は1.35mで、3.5mm/6.3mmプラグ変換アダプタが付属。質量は約293g。

    非常に独創的ですが、音質、コスパともに評価が高く、実績も豊富なブランドですので、変な音になっていることはないでしょう。あまり話題になっていないようなのはさみしいです。

    とりあえず、スペック的には十分。価格はやや高い印象があるかもしれません。

    VA-SK001
    e☆イヤホンはアメリカのオーディオメーカー・VAVAの取り扱いを開始しました。

    第一弾として完全ワイヤレスイヤホンなどイヤホン数機種、また、Bluetoothスピーカー2機種を発売します。

    VAVAはかの?TaoTronics(タオトロニクス)の兄弟ブランドとのこと。アマゾンで安く売っているBluetoothイヤホンやBluetoothスピーカーで一部ではお馴染み。

    ここではVA-SK001をご紹介。価格は9999円。外形寸法は24×10.1×5.6cmで、重量は850g。

    5W出力の40mm径ツイータ×2基と、10Wの70mm径サブウーファー×1基、65mm径のパッシブラジエータ×2基を搭載。内蔵アンプは合計20W出力。

    BluetoothのプロファイルはA2DP、AVRCP、HSP、HFPに対応。コーデックはSBCに加え、aptXもサポート。

    6,700mAhのバッテリーを搭載。連続音楽再生時間は約10時間。充電はACアダプター、もしくはUSB経由で行ない、ACアダプタの場合は約3時間、USBでは約8時間で充電できます。

    TaoTronicsのBluetoothスピーカーよりもお得な印象は薄れている感じです。アンプ出力もそこそこで、あまりハイスペックな印象も受けません。

    ただ、すでに発売されていた並行輸入品ユーザーによると1万円クラス最強と評価する人もいるようなので、アンプ出力やスピーカー構成だけからは音はわからないのかもしれません。


    Roland_MA-22
    ローランドは、アクティブモニタースピーカー2機種を4月に発売します。オープン価格で、実売予想価格はBluetooth搭載の「MA-22BT」が23,000円前後(ペア)でカラーはブラック、Bluetooth非搭載で有線接続のみの「MA-22」が2万円前後(同)。

    DTMなどの音楽制作はもちろん、リスニングなどに利用できるというコンパクト・アクティブスピーカー。片側の外形寸法111.2×134×222.6mm(幅×奥行き×高さ)のコンパクトさ。重量は、R側が1.6kg、L側が1.52kg。

    2機種の違いはBluetoothのみ。Bluetooth 3.0に準拠し、プロファイルはA2DPとHFPに対応。音声コーデックはSBCのみに対応。SCMS-Tにも対応。

    ユニットはツイーターが2cm径、ウーファーが8cm径の2ウェイ・バスレフ型。20W×2chのアンプを内蔵。再生周波数帯域は80Hz~20kHz。

    前面に、ボリュームと、バス・トレの音質調整機能を装備。ヘッドホン出力端子と電源スイッチも前面。音声入力はアナログのRCAとステレオミニ。ステレオミニ-RCA変換ケーブルなども付属。

    ローランドは最近DTM向けのアクティブスピーカーを発売していなかったようです。久々の登場。

    さすがに現在のご時世を反映した内容で、DTMモニター向けというより、デスクトップPCオーディオ向けの感じ。Bluetooth搭載もいかにも今風です。さすがにSBCのみはさびしいですが、あまりメインに使うものではないのでしょう。有線接続で主に活用したいところ。

    デザインはオーソドックス。奇を衒ってはいませんが、少し古臭い印象すらあります。ただ、ローランドということを考えると納得できます。

    ブランド力を生かして人気になれるでしょうか?



    MA6300
    マッキントッシュのプリメインアンプMA6300。発売2006年 価格:36万円。

    100W×2(8Ω)160W×2(4Ω)の出力で、伝統のブルーアイズ・パワーメーターを搭載。電源部にはマッキントッシュオリジナルのRコア型パワートランスを採用。一方、出力値がリニアでないことからわかると思いますが、マッキントッシュの高級アンプの証である出力オートフォーマーはなし。

    リモコンつき。ヘッドホン端子つき。バランス入力対応と現代的な便利さは備えます。ただし、トーンコントロールはなし。マッキントッシュのプリメインには普通はついているトーンコントロールはないのは残念。

    プリアウト、メインインはあります。AVアンプのフロント強化用パワーアンプなどとしても使えます。

    2011年2月に日本国内200台限定で、当時の同ブランドの日本法人である(株)マッキントッシュ・ジャパンの設立5周年を記念して本機の特別限定版、MA6300LTDが発売。フロントガラスパネルに「LIMITED EDITION」と刻印し、スピーカー端子を大型化しましたが、内容は同じとのこと。音が違うほどのものはないはずです。

    マッキントッシュ製品は新製品がでるたび値上がっているので、本機あたりの中古ならば、古さと価格、内容のバランスはいいかもしれません。もちろん、出力オートフォーマーにこだわるならナシでしょうが。

    ヤフオクの中古では20万円ほどが相場のようです。

    定格出力     160W+160W(4Ω) 100W+100W(8Ω)
    入力端子     ラインRCA:5系統
    ラインXLR:1系統 フォノMM:1系統
    パワー入力RCA:1系統 録音出力端子     RCA:1系統 プリアウト端子     RCA:1系統
    最大外形寸法     幅445×高さ194×奥行475mm
    重量     16.8kg
    付属     リモコン

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