2017年04月

    Fender_CXA1
    フェンダーミュージックは、同ブランドイヤホンのエントリーモデル「CXA1」を5月下旬に発売すると発表しました。価格はオープンで予想価格は14,800円前後。カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3種。

    カスタムメイドの8.5mm径ダイナミック型、チタン製マイクロドライバーを搭載。これにより、「ポータブルでも最適な小型軽量化を実現した」としています。

    再生周波数帯域は14Hz~22kHz。インピーダンスは16Ω。感度は110dB。

    薄型スリムなシェルを採用。自然にフィットするというイヤーピースも組み合わせ、遮音性を高めている。ノイズ低減量は22dBとまずまず。

    ケーブルには、新開発のマイクを搭載。3ボタンリモコンも備え、スマホでのハンズフリー通話にも対応。ケーブルは着脱できないのでリモコンマイクも外すことはできません。長さは1.3m。


    ライトユーザー向けのスマホ向けモデルということですが、今はこのくらいの価格で音質もよく使い勝手もよいイヤホンも多いですから、特にこれと言った決めては弱いように感じます。となるとどうしてもフェンダーというブランド名が頼りということでしょうか。


    それだとしてもならではの個性も見た目からは感じ取りにくく、どうしてもシュアに似た最近よくあるイヤホンの一つのように見えてしまいます。下手すると中国メーカーのシュアっぽい製品にさえ見えそうです。


    まあ、フェンダーのイヤホンは高額機もありますから、本機は割とどうでもいいのかもしれません。それでもライトユーザー層の動きを見るのに出している面はありそうです。


    final _E2000
    finalブランドはリーズナブルなカナル式ダイナミック型イヤホン「Eシリーズ」2モデルを5月18日に発売。オープン価格で実売予想価格はステンレス筐体の上位機「E3000」が5,480円前後(税込)、アルミ筐体の「E2000」が4,380円前後(税込)。

    Eシリーズは「高音質・シンプルなデザイン・使い勝手の良さ・手が届く価格、の全てを満たすこと」がコンセプト。これを満たすためか、ダイナミック型1発のシンプルな構成。とは言え、価格を超えた品位感を醸し出す金属筐体は美麗で、魅力的に見えます。

    いずれもユニットは6.4mm径のダイナミック型。

    E3000の筐体はステンレス鏡面仕上げで、「迫力のある低音と高い解像度を実現。ホールで聴いているような広いサウンドステージ」と謳っています。見た目の美しさが印象的です。

    一方、E2000はアルミ/ブラックアルマイト仕上げ。「切れの良い中高音と躍動感のあるボーカル。目の前で演奏しているかのような臨場感」を謳います。1000円程度の違いでE3000とどのように違う音を聴かせるのかも面白いところ、

    独自のイヤーピーススウィングフィット機構により装着性を向上させたとしています。ケーブルのタッチノイズを解消するというイヤーフックも同梱。イヤーフック使用時にも柔軟に曲がるオリジナルケーブルを採用。

    感度はE3000が100dB/mW、E2000が102dB/mW、インピーダンスは16Ωで共通。ケーブル長は1.2m。重量はE3000が14g、E2000が12g。

    さすがにリケーブルなどには対応しませんが、価格を考えると妥当なところ。スマホ用マイク付きリモコンなどを装備しないのはたとえばエレコムとは違いますが、方向性が違うので当然でしょう。

    全体にゼロオーディオの同価格帯機を意識したような印象。カナル型というと密閉型というイメージですが、本機では一部開放構造になっていて、音場空間の広さや質感のしなやかさにつなげているようです。その分公共空間での大音量には十分注意しなければならないでしょう。

    価格帯の人気機になるかもしれませんが、量販店で簡単に試聴できるメーカーではないだけにどれだけ大メーカーに食い込めるかでしょう。

    _SL1500_
    クリエイティブメディアは、96kHz/24bitハイレゾ再生に対応した安価で小型のUSBオーディオデバイス「Sound Blaster Play! 3」を4月中旬より発売しました。直販価格は2,180円。

    パソコンと接続して、最高96kHz/24bitのハイレゾ再生が行なえる同社USBオーディオデバイスの最エントリーモデル。外形寸法は138×22×9.4mm、重量は約13gと小型軽量なのも特徴。

    ヘッドホン出力やマイク入力も備えており、ヘッドホンだけでなくヘッドセットも接続できます。24bit/48kHzでのマイク入力も可能。ヘッドホン出力は32~300Ωまで対応するハイインピーダンス対応も価格を考えると驚きです。SBX Pro Studioにより、音楽や映画鑑賞、ゲームなど用途に合わせた音質設定も可能。バーチャルサラウンドなどの設定も行なえます。これもこんな安価なのにお得な内容です。

    対応OSは、Windows Vista/7/8/10とMac OS 10.9以降。

    Sound Blaster Play! 2の後継機。従来は入出力とも16bit/44.1kHzまででしたので、ハイレゾ対応化で大幅にスペックアップ。しかも価格は同じ。大変なハイコスパです。

    24/96に対応したUSB-DACとして最安価クラスでしょう。今やそれこそ3000円クラスで24/96に対応したUSB-DACもいくつもあります。とは言え、それらはよくわからない中国メーカーのガレージ的な製品が中心です。

    本機はそれらとは一線を画した世界的PC周辺機器メーカー製。中国企業ではありますが、いわゆる中華DACメーカーと比較にならないユーザー対応、アフターサービスの良さがメリット。この価格で専用ソフトの恩恵があるのもクリエイティブという全体の大きさがあるがゆえ。

    ただ、気になるのは4月18日現在1件だけアマゾン上にあるユーザーレビュー。Win10での使用でどうしてもノイズが出てしまうというのがありました。個人の環境によるものなのか、気になります。私もクリエイティブのもう少し上のUSBオーディオデバイスを持っていますが、それでは全くノイズはないのですが…。

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