ヘッドホン

    JBL_T450BT
    ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのエントリーライン「Tシリーズ」のヘッドホンとして、BluetoothタイプのT450BTを1月24日に発売します。直販価格は4,880円です。

    驚きはその価格。アマゾンでよく見るような中国系メーカー品ならいざ知らず、大手有名メーカーでは、Bluetoothヘッドホンは5000円以上はします。それも発売後時間を経て安くなってというのも含まれます。

    それが本機は最初から4,880円。破格です。連続使用時間は最大約11時間というのもポイント。十分な長さです。充電所要時間は約3時間。

    ヘッドホンは密閉型で、オンイヤータイプ。折り畳みにも対応。ドライバーは32mm径で、再生周波数特性は20Hz~20kHz。感度は102dB/mW。インピーダンスは32Ω。本体のみの重量は約155g。

    Bluetooth 4.0に対応。プロファイルはA2DP v1.2、AVRCP v1.4、 HFP v1.5、HSP v1.2をサポート。ハウジングにボタンを備え、通話応答、音量調節のほか、曲の操作も可能です。

    コーデックについての説明が見当たりませんが、さすがにSBCのみということでしょう。そこは価格なりです。また、有線接続しての使用はできません。ここも残念。

    高級なBluetoothヘッドホン愛好家にとっても、長時間駆動、手頃な価格による気を遣わなさなどにより、メインでなくとも2台目として欲しいという人もいるようです。

    もちろん、従来の大手メーカー製Bluetoothヘッドホンは高い、という人にはぴったりでしょう。

    Bluetoothは明らかにオーディオの裾野を広げてくれてはいますが、音質に対する意識をどうその人たちに高めてもらうか、という新たな問題にはなかなか良い方法はなさそうなことは気になります。

    これで満足、ということでいいのか、ですね。

    sanwadirect_400-btsh004
    サンワサプライは、左右の筐体が完全に分離したいわゆる完全ワイヤレスBluetoothイヤホン「400-BTSH004」を1月12日に発売しました。価格は6,463円。

    ドライバーは8mm径のダイナミック型。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。1個の重量は8g。

    BluetoothのプロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPに対応。SCMS-Tもサポートするので地上デジタルテレビ音声も聴けます。

    本体にボタンを備え、連携したスマートフォンの再生/停止や、音量調節操作が耳元で可能です。

    連続音楽再生時間/通話時間は約2.5時間。付属の収納ケースにバッテリーも搭載しており、収納した状態で約3回分充電できるようになっています。

    両耳で音楽用のステレオイヤフォンとして、片耳だけで通話用ヘッドセットとして使うこともできるのも特徴です。

    イヤーイン(Earin)が切り開き、Air Podsが爆発的に普及させようと今まさにしている完全ワイヤレスBluetoothイヤホン業界。

    まさに雨後の竹の子のように製品が出てきていますが、2万円以上の高価なクラスと怪しげな?数千円クラスの中華系に2極化していました。

    そこに、国内メーカーによる中間価格品が出てきたのは、市場の成熟と一般化をさらに示しているようです。

    そんな難しいことは考えずに買うようなユーザーが多いような気はします。また、オーディオを意識したユーザーはあまり買わなブランドであることもたしかです。

    IC-HP-LT-9GO_
    リンクスインターナショナルは、Lightning接続のヘッドホン“IC-Headphone”「IC-HP-LT-9 GO」を12月23日に発売すると発表しました。オープン価格で、実売9980円前後の予想です。

    アップルのMFi認証を取得。iPhone/iPad/iPodなどのLightningコネクターに直結させ、デジタル接続によってダイレクトに再生できるヘッドホンです。ヘッドホン内部には、48kHz/24bitのデジタル信号までに対応するDAC/ヘッドホンアンプを搭載しています。もちろん、iPhone7対応です。

    ハウジングにはアルミニウム合金シェルを採用した密閉型。40mm径ネオジウムマグネットドライバーを搭載しています。

    ハウジングの側面に各種コントローラーを装備。ハウンズフリー通話可能なマイクも搭載しています。本体は折り畳み可能で持ち運びも便利です。

    ケーブル素材には6Nグレードの超高純度無酸素銅(OFC)を使用しますが、コードは直出しでリケーブルはできません。ケーブル長は約1.2m。

    再生周波数帯域が20~20kHz、音圧感度が118dB(±3dB)、インピーダンスが32Ω。重量は約250g。

    今後、Lightningコネクターの存続も長い目では怪しいなか、Lightning接続専用ヘッドホンとなると、どれだけ使えるのか不安な気がします。まあ、数年持てばいいのなら大したことはありませんが。でも1,2年で無くなるかもしれませんよ。

    iPhone7に対応するなら同じブランドからほとんど同じ外見でBlurtooth版も出そうですね。女性をもターゲットにしているデザインのようですが、ハイレゾ対応の需要はどうなのでしょうか?

    本機は一応48kHz/24bitのハイレゾ対応であることが売りです。iOS機ではどうしてもこのような中途半端なハイレゾになってしまいます。ただ、今後はaptX HDの兼ね合いもあり、48kHz/24bitがハイレゾのスタンダードになってしまうのかもしれません。



    basic_thumb
    完実電気は、Sonus faberが、デザインや設計開発、生産まで全面的に携わった新ブランドPrymaのヘッドホンを12月15日に発売します。

    第一号機は「Pryma 01」で、オープン価格。実売予想価格はノーマルモデルが58,000円前後、シエルカバーにカーボンを使ったモデルが64,500円前後。

    まあ最近のヘッドホン界からするとべらぼうに高いわけでもなく、論評に困るほどです。ソナスというと、木製エンクロージャースピーカーで、しかも箱の鳴りを活用した唯一無二的な存在として知られていました。

    しかし、創業者のフランコ・セルブリンが去ってからは、確立されたブランドイメージを活用した、以前よりは個性の薄れた優等生的なスピーカーメーカーになったようにも言われます。

    また、ホームシアターにも対応するなど、当初のピュアオーディオ一辺倒の方針からも変っています。要はワールドワイドなオーディオメーカーになったわけです。グローバル化ともいうのでしょう。

    ですから、オーディオ業界で無視できない存在になったヘッドホンにも参入しなければならないのでしょう。B&Wもそうですね。

    ただ、天国のフランコ・セルブリンはどう思っているのでしょうか?

    本機はドライバーにSonus faberの技術を投入。イタリアで職人が手作りで仕上げているとのこと。

    ハウジングには、軽量で剛性に優れたアルミニウム素材を採用。独自設計のイヤーパッドは、快適さと遮音性を追求し、レザー素材を採用。シェルカバーに、「精悍でアクティブさが際立つ」というカーボンを使ったモデルもラインナップ。ヘッドバンドにはイタリア製本革素材を採用。バンドの裏面にはマイクロファイバーが使われ、通気性にも優れています。

    ハウジングは密閉型。ユニットは40mm径で、インピーダンスは32Ω。再生周波数帯域は10Hz~25kHz。歪率は0.1%以下。最大入力は120mW。感度は118dB。


    ケーブルは着脱可能で、ヘッドフォン側の端子は2.5mmのモノラルミニ。プレーヤー側はステレオミニで、ケーブル長は1.3m。重量は355g。


    むしろSonus faber云々ということを抜きにした方が評価できそうな高級感溢れるしかもおしゃれなヘッドホンに見えます。これなら見た目だけでも価値がありそうです。悪くない印象です。割と女性にも似合いそうなのもポイントです。さすがイタリアといったところなのでしょうか?Sonus faberのスピーカーはあまりおしゃれとか女性向きといった印象は受けないだけに意外です。

    まあ、デザインはSonus faberではないようですから、そのあたりに秘密があるのでしょう。

    SENNHEISER_GSP350
    ゼンハイザーはゲーミングヘッドセット2機種を販売します。

    「GSP 300」が12月上旬で実売11,880円前後(税込)、上位の実売「GSP 350」が2017年初頭で16,200円前後(税込)。

    ここでは上位のGSP350をご紹介。USBでPCと接続できるヘッドセット。ドルビーの7.1chサラウンドにも対応しており、新設計のUSBドングルに備えたスイッチひとつでサラウンド機能が起動。イコライジング機能も備え、プリセットでサウンドを手軽に切り替えられます・

    ノイズキャンセル機能や、ブーム跳ね上げによるマイクの自動ミュート、右ハウジングのボリュームコントロールなども搭載。

    ヘッドホンとしては密閉型のオーバーイヤー型。低反発イヤーパッドなどを備えているので、快適に装着できます。再生周波数帯域は15Hz~26kHz。インピーダンスは19Ω。入力はUSBのみです。

    ゼンハイザーがゲーミングヘッドセット、と思う方もいるかもしれませんが、すでに何機種も出しています。

    本機はすでにあるUSB接続タイプのゲーミングヘッドセットの下位機です。さらにラインナップを拡大するくらいですから、結構ユーザーがいるということなのでしょうか?

    あまりオーディオ用としては注目されないでしょうが、ヘッドホンである以上、ゼンハイザーならではの技術と音質は生きているでしょう。

    デザインはいかにもゲーミングヘッドセットという感じですが、どうしてもこういう雰囲気でないと売れないのでしょうか。オーディオ用ヘッドホンのユーザーとはやはり違うのでしょうね。

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