64AUDIO_ADEL_U-Series

ミックスウェーブは、米64 AUDIOブランドより、ユニバーサルIEM「U-Series」4機種を7月23日に発売します。

U-Seriesは以下の4機種

・「U12」¥OPEN(予想実売価格217,600円前後)
・「U10」¥OPEN(予想実売価格190,500円前後)
・「U8」¥OPEN(予想実売価格136,200円前後)
・「U6」¥OPEN(予想実売価格122,600円前後)

いずれも、BAドライバーをモデル名の数字の数だけ使用した、高級ユニバーサルイヤホンです。

ドライバー数とドライバー構成以外は共通点が多いのも特徴で、合理的な設計によるコストダウン効果が期待できます。このU-Series自体、同社のカスタムIEM「A-Series」のユニバーサルモデルとして開発されているため、すでに開発費用面でのコストメリットがあると言えます。

いずれのモデルもデザインは同じで、ノズル部分に印字されるシリアル番号またはモデル名によって識別されます。

また、「U-Series」には、聴覚を保護するモジュール「ADEL-S1 Auto Modules」もあらかじめ付属しているのも大きな特徴です。筐体に備えたポート部に特別なフィルターを搭載することで、音源によって異なる音圧を検出し、音圧を自動吸収するという独自のADELテクノロジーによって、リスナーの耳を守るというしくみ。

ADEL-B1AutoModules


外観の派手さや、モデルごとの差別化よりも、耳へのやさしさを優先した製品づくりには他のイヤホンメーカーとは異なる、ユーザーを守るという意識が強く感じられます。

シリーズ末弟のU6は、低域×2、中域×2、高域×2のドライバー構成。周波数特性は10Hz~20kHzと、可聴帯域をカバー。最上位のU12でも同じ周波数特性ですので、これ以上のモデルを買っても、いわゆるハイレゾ対応のスペックではありません。

インピーダンス:22Ω、出力音圧レベル:115dB/mWというのも特に気になるほどではありません。

シリーズのなかでは最下位機になってしまいますが、一般的には十分に高級イヤホンです。実際、U6とU12を聴き比べても、それほどの違いを感じなかったという人もいました。

高級イヤホンが活況を呈していて、BA型の多ドライバー化が激しいです。本シリーズも最上位はなんと12ドライバー!しかも他社からも続々12ドライバーや10ドライバー機が登場しています。

さすがにソニー、シュアといった大手はここまでの競争?に参加していませんが、市場の動向次第ではありうるかも?というほどです。U6の6ドライバーだって、本来なら驚きのはずですが、何も思わないほど麻痺しています?

とりあえず、本機くらいの構成と価格で十分、と思えるイヤホンだといいと思います。なにより、大音量で長時間イヤホンリスニングをすることで、耳を悪くしてしまったら元も子もありません。節度を持ったリスニング姿勢が大切です。

64 AUDIOによる啓蒙活動に期待したいです。そのためにはまず、ADELテクノロジー搭載機や、U-Seriesがもっと売れないといけないですね?