オンキヨーは単品販売対応のコンパクトコンポシリーズINTEC275の新シリーズを2009年以来発表しました。

3モデルを11月中旬に発売する。価格は、ネットワーク対応のハイレゾ対応ステレオアンプ「R-N855(S)」が88,000円、CDプレーヤー「C-755(S)」が47,000円、ハイレゾ対応のブックシェルフスピーカー「D-212EXT(D)」が71,000円(ペア)。

ここではCDプレーヤーのC-755(S)をご紹介。

「R-N855(S)」との組み合わせを想定したCDプレーヤーで、音楽CDのほか、CD-R/RWに記録したMP3なども再生可能。±10PPMの高精度な「プレシジョンクロック」や、デジタル特有のパルスノイズを低減する「VLSC」を搭載し、高音質化を図っています。DACチップは旭化成エレクトロニクス製の192kHz/24bit対応「AK4482」を搭載。

フロントパネルに5mm厚の高剛性アルミニウム材を使用。振動による影響を抑制し、純度の高い信号伝達を可能としているとしています。シャーシには1.6mm厚の鋼板を使用し、フラットなシャーシ形状とすることで、起伏による複雑な振動の折り返し波の干渉を抑えているとしています。

出力端子はアナログとデジタルが各1系統。オンキヨーの機器連携のRI端子も備えます。外形寸法は275×283.2×87.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.8kg。


今時珍しいくらいのシンプルなCDプレーヤーでした。デジタル入力だとか、USB入力は全てネットワークレシーバーのR-N855(S)が受け持つからこれでいいという割り切りです。しかし、この価格にしては機能がシンプル過ぎるような。むしろここまでするならデジタル出力オンリーのCDトランスポートにすれば良かったように思いますが。

そうでないなら逆にSACDかさらにはBDもかかるようなユニバーサルプレーヤーにでもしてほしかったです。

実際、オンキヨーならこの価格でVLSCも搭載したSACD/DVDユニバーサルプレーヤーをフルサイズ、ミニコンサイズともに出していたはずですが。コストが厳しくなっているのか、市場が小さくなっているのか。両方なのか。

ポータブルオーディオ界は賑わっているようなのですが。そういえばオンキヨーもDAPも出していますが、INTECとの連携などの機能は取り立ててないようです。コンポ系のユーザーとポータブル系のユーザーはそれほどまでに違うのでしょうか?