ヤマハは、同社のHi-Fiサウンドをデスクトップで楽しめる製品として、CDプレーヤーとプリメインアンプの本体サイズは横幅314mm×縦幅70mmとフルサイズより幅がコンパクトで薄型サイズのHi-Fiコンポーネント各種を新しく発売。ハイレゾ対応のネットワークCDプレーヤー「CD-NT670」とUSB-DAC搭載プリメインアンプ「A-U671」、この2機種と組み合わせることを想定したブックシェルフスピーカー「NS-BP401」を11月に発売します。

価格は「A-U671」が6万円、「CD-NT670」が54,000円。「NS-BP401」はペアで35,000円。

ここでは「CD-NT670」をご紹介。本体にWi-Fiを内蔵し、ネットワーク経由での音楽再生機能も搭載するCDプレーヤー。USB端子も備え、USBメモリなどに保存した音楽ファイルを再生する事も可能。音声入力端子として、光デジタル/RCAも装備。

TI社製のDAC「PCM5101A」を搭載。DLNA 1.5のネットワーク音楽再生にも対応。再生フォーマットはネットワークおよびUSB入力経由で192kHz/24bitまでのWAV/FLAC/AIFF、96kHz/24bitまでのALACに対応。ギャップレス再生も行えます。DSD再生には対応しません。また、ヤマハの対応機器同士でマルチルーム再生が行える新機能「MusicCast」に対応し、コントロールアプリ「MusicCast CONTROLLER」からの操作も可能となっています。

Bluetoothにも対応し、コーデックはSBC/AACをサポート。プロファイルはA2DP/AVRCPに対応。AirPlayやradiko.jpの受信にも対応。FMチューナーも搭載。

CD部の再生可能メディアはCDとCD-R/RWで、オーディオCDのほかにMP3/WMA/WAVの各フォーマットに対応する。CDドライブメカニズムをシャーシに“面”で固定してCDドライブ自体の剛性を高め、CDドライブの不要振動を抑える独自のローダーサポート構造を採用するなど、単体CDプレーヤーとしての基本も押さえています。

入力端子はアナログRCA、光デジタルを各1系統。出力はアナログRCA。消費電力は16W。外形寸法は314×338×70mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.9kg。

「A-U671」のほうが、DSDにも対応し、DACもESS社製の32bit DAC「ES9010K2M」を採用するなど、PCオーディオ機器としては上級であると言わざるを得ません。本機は「A-U671」にはない、ネットワーク音楽再生機能が売りということでしょうか。

本機はせっかくCDを積んでいるのだから、DENONのアルファプロセッサー的なアップコンバート機能に凝ったほうが良かったのではないでしょうか。

FMチューナーも積んでいる多機能ぶりは驚きですが、それならヘッドホン端子も積んで欲しかったです。

アナログRCA入力があるとなっています。最初ニュースサイトの書き間違いかと思いましたが、製品写真を見てもたしかに、AUX INとなっています。普通、CDプレーヤーにはない入力なので、本機にはなぜあるのか謎です。