オヤイデ電気は、中国・FiiOブランドより、96kHz/24bit対応のUSB-DAC機能を搭載するポータブルヘッドホンアンプ「Q1」を10月23日に発売すると発表しました。価格はオープンで、12,900円前後での実売が予想。

入力はラインとUSB。96kHz/24bit対応のUSB-DACとなります。ライン入力と出力は一基のジャックで兼用し、自動切替式。また別売の「Lightning - USBケーブル」を使用することにより、iOSデバイスとデジタル接続も行えます。対応するケーブルはアップル純正のみ。

ボディは高シールド効果を発揮するオールメタル製で、リーズナブルな価格ながら、高級感のある外観。ロータリーボリュームを採用し、確実な操作感も追求。様々な機器とのマッチングのため、ベースEQとハイゲインを搭載するほか、トグルスイッチも搭載するなど、必要な機能は十分装備。

出力は190mW(32Ω)/75mW (150Ω)で、SN比は107dB以下(USB-DAC)/110dB以下(LINE IN)。歪み率は0.005%以下、適応インピーダンスは16Ω~150Ω。

外形寸法は56W×97H×13.1Dmm、質量は100g。バッテリー連続駆動時間は約30時間以上で、充電時間は約4時間。

Q1は、同ブランドのUSB-DAC機能搭載ポータブルヘッドホンアンプの新たなエントリークラスとして位置づけられる機種とのこと。

FiiOは安価なクラスの機種が値上げされるなど、値段にシビアなユーザーの多いクラスで、少し勢いが陰った印象もありましたが、本機の内容と価格を見ると再び勢いを取り戻しそうな印象です。

ディスプレイを排するなどよりシンプルな形にデザインされるなど、価格を抑えながら音質優先にした設計に見えます。

安くても音質クオリティー第一のユーザーに支持されるのではないでしょうか?