ゴールドムンドジャパンは、GOLDMUNDのヘッドホンアンプ“Telos Headphone Amplifier”「THA2」を国内発表。発売は12月1日を、価格は1,980,000円(税抜)を予定。

2014年11月に発売された「Telos headphone Amplifier」(生産終了)の後継機。

入力は、DSD対応のUSB2.0、同軸/光デジタル、アナログRCAを搭載。ヘッドホン出力端子はステレオ標準を2系統搭載。

回路の全面的な見直しと「新しい研究やユニークなチャレンジ」の採用を実行し、どのようなインピーダンスにでも順応し、今までにないダイナミクスとリニアリティーを実現を目指したとしています。電源の見直しや電源容量の増加などを行って実現したとしています。

新たな試みとして「ジークフリートリンキッシュ」モードなるものも搭載。究極のヘッドホン専用プログラムというものだそうで、詳細はいまのところよくわかりません。

高額なオーディオ機器はいろいろあり、大抵のものには今やオーディオ愛好家も驚きませんが、これは珍しく驚かされるものです。

やはりヘッドホンアンプに200万円かけるのは、ヘッドホンというオーディオのあり方からいっても、買う人がいるの?と思うようなものです。

また、その価格ながら、現在の高級ヘッドホンアンプには必須とも思えるヘッドホンのバランス駆動にも対応していません。

ネット上でもいろいろな反応があります。単純に高価なヘッドホンアンプであることを驚く人もいますが、メーカーがゴールドムンドということもあり、本当に価格なりの内容があるのか?筐体の中はスカスカなのではないか?

「ジークフリートリンキッシュ」モードの存在も本機の存在を不気味に?しています。ネーミングも内容もさっぱり不思議。ワーグナーのジークフリートを聴くと良さそうだ、くらいしか想像できません?

ただ、いずれにしても、幅広いオーディオ愛好家の話題になっていることは間違いなく、それだけでもゴールドムンドの目的は果たされたのかもしれません?

「秋のヘッドフォン祭 2015」でより詳細や実機を発表するとのことですが、このメーカーのことですから、そんなに詳細は明かされないままになるかもしれません?

本機の価格に見合うヘッドホンもなかなかないと思っていたら、まるで示し合わせたかのように、finalブランドのヘッドホン“SONOROUSシリーズ”からSONOROUS X 直販価格629,000円(税込)という高級機が発売。

この2機種の組み合わせはどんな音がするのか、確かに興味があります。