ソニーは、エントリーモデルながらリニアPCM録音にも対応するなど高機能のICレコーダー「ICD-PX470F」を10月22日に発売します。8,000円前後での実売が予想されます。
従来機・「PX440」の後継機。リニアPCM録音への対応や「Sマイク・システム」の搭載など大幅に機能が強化されています。本体サイズは38.3(幅)×114.1(高さ)×19.3(奥行)mm。重量は約74g(電池含む)。
電源は単4電池2本で、付属のアルカリ電池利用時の連続録音時間は、リニアPCM録音時が約34時間、MP3 192kbpsで約40時間。
ステレオミニのマイク入力とヘッドホン出力を装備。モノラルスピーカーも内蔵。
内蔵メモリー容量は4GBで、microSDHCカードスロットを備え、最大32GBまでのmicroSDHCカードへの記録にも対応。
Sマイク・システムによって、遠くの音や小さな音までクリアに集音できるようになりました。最適なマイク感動に自動で設定する「おまかせボイス」機能も従来に引き続き搭載。おまかせボイスは従来よりも録音時の暗騒音ノイズの抑制効果を向上させ、高性能化しています。再生時のノイズをカットする「クリアボイス」機能も備えています。
頻繁に使う設定項目を登録してすぐに呼び出せるオプションボタンも新搭載。使い勝手も向上しています。
ワイドFM対応FMラジオも新たに搭載し、ラジオ録音も可能なほか、従来より引き続き、音楽データを再生するミュージックプレーヤー機能も搭載しています。
録音形式は、非圧縮のリニアPCMの44.1kHz/16bit録音と、圧縮フォーマットのMP3録音に対応。MP3は48kbps(モノラル)、128/192kbps(ステレオ)。音楽再生では、MP3、WMA、AACをサポート。
単三電池駆動可能で、FMラジオも録音できて、音楽プレーヤーとしても使える点で、ポータブルオーディオ的にも魅力的に見えます。さすがに再生機メインとして考えられていないだけにFLAC再生には対応しません。
NHK-FMあたりを気軽に録音して気軽に聴くようなスタイルに向いているのではないでしょうか。
かつて、あれほど熱を入れたNHK-FMのエアチェック。もう何年もしていませんし、録音したテープもMDも大半を処分してしまいました。NHK-FMも聴かなくなりました。似たような人は多いと思いますが、本機のような機器があれば、それがきっかけでまたFMを聴くこともあるかもしれません。