LUXMAN - L-550AX(L550AX)【在庫有り即納】


LUXMAN L-550AX ラックスマンが2011年に発売した純A級プリメインアンプ。価格は33万円(税別)。

3段ダーリントン・バイポーラ・パラレルプッシュプル構成。純A級駆動で、定格出力は20W+20W (8Ω)。

L-590AXの下位機で、定格出力が30W+30W(8Ω)から20W+20W(8Ω)になったほか、出力構成を3パラレル・プッシュプルからパラレル・プッシュプルへ変更し、電源部の規模も小さくなっていますが、基本的な内容は共通で、使用状況によってはお得な機種でした。

アンプ部はODNF(Only Distortion Negative Feedback)の発売当時の最新バージョン、ODNFVer3.0搭載。ボリューム部にはラックス独自の電子制御アッテネーターLECUAを採用。

高レギュレーションのEI型電源トランスと大容量コンデンサー(10,000μF×4本)を組み合わせた、ハイイナーシャ(高慣性)電源を採用。独立コンストラクションのループレスシャーシ構造を採ります。このあたりもL-590AXと同様です。

MM/MC対応のフォノアンプを内蔵し、ヘッドホン出力も装備。そのほかバス/トレブルのトーンコントロール、LRバランス調節機能、ラウドネス機能、プリ/パワー分離機能・セパレートスイッチなどを搭載。

入力には、バランス・ライン1系統のほか、ライン4系統とMM/MC切替のフォノ1系統を装備。録音入出力1系統とセパレート入出力1系統も備えています。また、スピーカー出力はA、B2系統を備えAB同時出力も可能。

2016年4月に後継機・L-550AXIIが発売されました。おもな違いは、増幅帰還回路ODNFの最新バージョン4.0の採用、プリアンプ部には上級プリアンプ「C-900u」と同等のディスクリート構成によるバッファー回路を搭載、ボリューム部のLECUAも最新の「LECUA1000」を搭載、スピーカーリレーと端子のダイレクト配線でダンピングファクターを160から200に向上、電源部に防振対策を施すなどが挙げられます。出力や機能、スペックなどは同様です。

外見はほとんど同じに見えますが、メーターのあたりが少し変わったようです。背面はサービスコンセントがなくなっています。このあたりはどうでもいい人もいるでしょうが。

これで価格は36万円(税別)。新製品としては3万円の向上以上の価値があるかもしれませんが、中古で本機を買えれば、L-550AXも悪くない気がします。