PHILIPS_SHB5950
PHILIPSはネックバンドタイプのBluetoothイヤホン「SHB5950」を10月下旬に発売します。オープン価格で、13,000円前後での実売が予想されます。

筐体サイズを小型化することで“心地良いフィット感”を追求したというBluetoothイヤホン。ネックバンドの材質にはソフトラバーを使用し、長時間の使用でもストレスを感じにくいよう配慮。さらに、人間の外耳道の形状にフィットする“オーバルサウンドチューブ”を採用。エルゴノミクスに配慮したデザインにより、快適な装着感と迫力のあるビートの両立を実現したとしています。

強磁力マグネットを採用した小型の8mm口径のダイナミック型ドライバーを搭載。筐体はシャイニーコーティングを施すことで、傷つきにくくしているとともに、美しい光沢のある外見にしています。

Bluetooth規格は、バージョン4.1に準拠。プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSPをサポート。対応コーデックはSBCのみ。ネックバンド部に操作ボタンを備え、音楽再生・停止・スキップ・音量調節や、ハンズフリー通話に対応。

約2時間の充電で、最大7時間の連続再生が可能です。

再生周波数帯域は、10Hz~21kHz、出力音圧レベルは107dB、インピーダンスは16Ω、質量は30g。

今時の新製品にしては特にこれといった特徴のないBluetoothイヤホンでかえって驚きです。これで数千円なら何も問題はありませんが、この価格でこの内容は不思議です。

今時SBCだけというのも驚き。今やハイレゾ対応のaptX HDも走り始めているだけに。また、話題のiPhone7に乗っかろうというならAACがないものよくわかりません。

フィリップスのイヤホンは有線タイプは文句なしのコスパを持ったハイパフォーマンス機ばかりなだけに、基本的なイヤホンとしての音質は確保されていると思いますが、本機をあえて今選ぶ理由はあまり思い当たりません。有線イヤホンとしても使えるというならまだしも。

本機はしかたないにしても?フィリップスの今後の新製品では対応コーデックをもう少し考えてくれるのでしょうか。期待したいところですが。